アレルギー(アレルゲン)検査

アレルギー(アレルゲン)検査

アレルギーとは

私たちの体には、非自己つまり異物・敵と判断したものに対しては、免疫が抵抗して攻撃と排除する働きが備わっています。

細菌やウィルスをはじめ、様々な異物が非自己に当てはまります。

しかし、こうした非自己を攻撃して排除するときに、攻撃する必要のない自己と認識したもの、つまり、私達の正常な体そのものに対しても攻撃をしてしまうことがあります。

 

これによって、様々な症状が現れます。

例えば、じんましん、発赤、かゆみ、かぶれ、ひどいものになると、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど、生命に関わるものまで現れます。

その原因となる物質を抗原、それに対する免疫を抗体と呼びますが、過剰な免疫反応のことを幅広くアレルギー反応、アレルギーを引き起こす抗原をアレルゲンとそれぞれ呼びます。

アレルゲンに対する抗体は、通常、IgEと呼ばれる抗体が関係しています。

アレルギー(アレルゲン)検査の種類

アレルギーがあるのかどうかは、通常、3mlから5ml程度採血をさせていただき、血液検査によって調べることが出来ます。

アレルギー検査には、大きく分けて、非特異的IgE抗体と特異的IgE抗体があります。

非特異的IgE抗体

非特異的IgE抗体は、私達の血液中にあるIgE抗体の総量を数値化したものです。

アレルギーの強さは分かりますが、具体的にどのようなアレルゲンが原因なのかは分かりません。

特異的IgE抗体検査

アレルゲンを特定させる検査が、特異的IgE抗体検査です。

この検査では、原因アレルゲンの検索、経過観察に対して有用です。

現在、この検査で調べることが出来るアレルゲンは200種類以上あると言われています。

少量の血液を採取することによって、一度に多くの種類のアレルゲンの検索が出来る点で、患者さんにとっては肉体的・精神的な負担をかけずに検査が出来ますので、特に小さいお子さんには有用な検査となっています。

「View39検査」(特異的IgE抗体)

最近では、View39と呼ばれる、特異的IgE抗体検査が登場しています。

問診や臨床所見からアレルゲンを推定することが難しい場面にも多く出会いますが、そうした患者さんに対しては大きな役割を果たすことが出来る検査です。

具体的には、学童期以降のアトピー性皮膚炎を持っていらっしゃる方、複数のアレルギー疾患(例えば、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など)が疑われる方、アレルギー性鼻炎でPFS(花粉関連食物アレルギー疾患症候群)を合併していらっしゃる方などです。

 

検査対象となるアレルゲン39項目は以下のとおりです。

【吸入系アレルゲン】

<吸い込んで体に入るもので、アレルギーの原因となりやすいもの>

・室内の塵:ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト

・動物:ネコ、イヌ

・昆虫:ガ、ゴキブリ

・樹木:スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ

・草:カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ

・カビ:アルテルナリア(スズカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア、ラテックス

【食物系アレルゲン】

<食べて体に入るもので、アレルギーの原因となりやすいもの>

・卵:卵白、オボムコイド

・牛乳:ミルク

・小麦:小麦

・豆、穀物、ナッツ類:ピーナッツ、大豆、そば、ごま、米

・甲殻類:エビ、カニ

・果物:キウイ、りんご、バナナ

・魚、肉類:マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉

花粉関連食物アレルギー疾患症候群(PFS)について

PFSは、口腔アレルギー症候群とも言われます。

みなさんの中にも、食べ物特に果物を摂取した後に、特に傷などもないのに口腔内にかゆみや刺激感などを感じた経験がある方も多いかもしれません。

これは、花粉または天然ゴムと果物の双方に、アレルギーを引き起こすある蛋白質が含まれることから、お互いが交差反応と呼ばれる反応によって、花粉アレルギーの人が果物を摂取することでアレルギー反応を示してしまうことがあるのです。

こうした方は、原因となっている食物と同時に花粉を回避することが重要となってきます。

PFSの代表的な症状を誘発するものに、キウイ、リンゴがあるほか、PFSを合併することがあるハンノキ、シラカバの植物があります。

パッチテスト(皮膚アレルギー検査、金属アレルギー検査)

皮膚に症状が現れるアレルギーの診断に役立つ

パッチテストは、アレルギーの中でも遅延型アレルギーをチェックするために行う検査です。

遅延型アレルギーは、アレルゲンとの接触があってから24時間程度経過して後に、発赤、皮膚のかゆみ、かぶれなどの症状が現れるのが特徴です。

医療機関におけるパッチテスト

発赤、皮膚のかゆみ、かぶれなどの症状が現れるけど、何が原因なのか検討もつかないと言う方もいます。

そんな時にはパッチテストを行います。

パッチテストは、アレルゲンを患者さんの健常な皮膚(背部もしくは上腕外側)に48時間貼布し、得られた反応を一定の基準のもとに判定します。小児から高齢の方まで検査可能です。

皮膚に接触する製品や成分、つまり、金属、外用薬、日用品(シャンプーやヘアカラー剤、香料など)、化粧品、樹脂やゴム手袋など多岐にわたる物質を検査することができます。

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