インフルエンザ

インフルエンザ

インフルエンザとは?

インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に分けられますが、流行するのはA型とB型です。

 

A型ウイルスは、現在約140種類の遺伝子型があり、ヒトに流行しているのは、H3N2型と呼ばれるA香港型、2009年に新型インフルエンザとして大流行し季節性インフルエンザの主流となっているH1N1型です。B型はウイルスには、ビクトリア系統と山形系統という2つの遺伝子型があります。

 

特に厄介なのはA型ウイルスです。A型は変異しやすい性質があります。

変異とは、姿・形を微妙に変えてしまうことです。私達の体は、抗原(細菌やウイルス)が侵入すると、抗体が出来て抗原を攻撃します。次に同じ抗原が入ってきた時には、抗体が抗原を覚えていて、感染を防いでくれます。しかし、微妙に姿形を変えてしまった抗原には、抗体は機能してくれません。翌年に再びA型インフルエンザに感染してしまうことが起きてしまうのです。

どのようにして感染するのか

インフルエンザウイルスが体内に入ってから発症するまで、平均で2日~3日です。

感染経路は飛沫感染ですが、接触感染の可能性もあると言われています。

飛沫感染とは、インフルエンザに感染した人の咳やくしゃみで出る「しぶき」によって感染することです。患者の2m周囲は、飛沫飛散エリアです。

接触感染とは、インフルエンザウイルスが付着したドアノブや吊り革に触れた手を介して感染することで、例えば手を洗わずに食べ物などを口にすることでウイルスが体内に入り感染を起こします。

インフルエンザの症状 ~一般的な風邪との違い~

38℃から39℃を超える突然の発熱、頭痛、関節痛、全身疲労感、鼻汁、咳などが特徴です。

一般的に風邪症候群と呼ばれるものは、比較的ゆっくりした発症のことが多いですが、インフルエンザは急速に症状が現れます。

ただし、予防接種をした方の中には、特徴的な症状が乏しい場合もあります。ただの風邪と思っていたら、検査の結果インフルエンザだった例もあります。

インフルエンザかも、と思ったら

インフルエンザの疑いがある場合は、医療機関にて抗原検査を実施します。

これは、患者さんの鼻腔内にぬぐい棒(長い綿棒状のもの)を挿入して鼻腔粘膜を採取し、ウイルスを検出する薬と反応させ、感染しているかどうかを検査するものです。

5分から10分程度で判定できますが、発症間もないタイミングで検査をすると、本当はインフルエンザに感染しているのに、感染していない(偽陰性)という判定になることがあります。

この検査はある一定のウイルスの量がないと反応してくれないためです。

一般的には、発症後12時間から〜48時間以内の検査で正しく検査結果が出るとされています。

感染が疑わしい場合は、医師の判断で一定の時間が経過してから再度検査をする場合があります。

インフルエンザにかかってしまった時の対処法

一般療法

いわゆる「風邪」をひいた時の対応になります。

十分な安静、休養

睡眠

水分・栄養をしっかり取る

マスクの着用

外出を控える

薬物療法

抗インフルエンザ薬の投与です。経口薬、吸入薬、点滴薬がありますが、患者さんの年齢や状態によって医師が適切なものを判断します。

また、熱を早く下げようとして、市販や手持ちの鎮痛解熱剤を安易に使用する方がいますが、インフルエンザには使用できない成分の解熱剤がありますので、素人判断は絶対に避け、医師の指示を守るようにしてください。

インフルエンザの予防

手洗い・うがいの励行、外出時のマスク着用人混みを避ける、部屋の適度な加湿と換気、(20℃前後で60%の湿度を目安に)、咳エチケットバランスの良い食事規則正しい生活十分な睡眠などがインフルエンザの予防につながります。

インフルエンザ予防接種について

予防接種は「かからない」ではなく「かかった時に重症化を予防する」ものと考えましょう。

そのうえで、高齢者、糖尿病、呼吸器や心臓に基礎疾患がある方、乳幼児など、肺炎や脳炎などの合併症のリスクが高い方は特に推奨されますが、それ以外の方も、重症化を防止する意味で有効ですので、お奨めします。

登校・出勤はいつから?

インフルエンザは、感染症法の5類感染症に指定されています。

登校・出勤の目安は、「発症後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」です。

少し分かりにくいかと思いますので、下記に例を示します。

 

●例1:金曜日に発熱、月曜日に解熱した場合

金曜日:発症(=発熱など症状)

土曜日:発症後1日目

日曜日:発症後2日目

月曜日:発症後3日目・解熱

火曜日:発症後4日目・解熱後1日目

水曜日:発症後5日目・解熱後2日目

木曜日:発症後6日目解熱後3日目⇒外出可能

 

●例2:金曜日に発熱、日曜日に解熱した場合

金曜日:発症(=発熱など症状)

土曜日:発症後1日目

日曜日:発症後2日目・解熱

月曜日:発症後3日目・解熱後1日目

火曜日:発症後4日目・解熱後2日目

⇒外出を控える事が望ましい(発症後5日間を経過していないため)

木曜日:発症後6日目解熱後4日目⇒外出可能

 

無理をして登校・出勤をしたり、インフルエンザで会社を休んでいいのだろうか・・・という方がいますが、インフルエンザは感染力が大変強い感染症であること、1人の感染が容易に感染拡大につながりますのでゆっくり休むようにしましょう。

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