予防接種のスケジュールの立て方

予防接種のスケジュールの立て方

予防接種スケジュール表

予防接種スケジュール 6つのポイント

1. 時期が来たらすぐに接種しましょう

ワクチンはそれぞれ接種できる年齢や月齢が決まっています。時期が来たら早めに受けましょう。

 

2. 定期と任意接種を分けずに受けましょう

望ましい接種機会を逃してしまわないよう、定期も任意も区別しないでスケジュールに入れておきましょう。

 

3. 自治体の情報を確認しましょう

接種医療機関や日時が指定されていたり、任意接種の公費助成が行われていることもあります。

自治体のホームページや広報誌などで早めにチェックしましょう。

 

4. “生”と”不活化”ワクチンの接種間隔に注意しましょう

別の種類の予防接種まで一定の間隔をあける必要があります。

(生ワクチン接種後は中27日以上、不活化ワクチン接種後は中6日以上)

 

5. 予防接種に対する情報収集を行いましょう

乳幼児期だけに限らず、海外渡航や留学の際に必要なワクチンもあります。

予防接種やワクチンの情報には変化があるので、情報収集は欠かさずに行いましょう。

 

6. わからないことは、早めにご相談ください

赤ちゃんの体調は、変わりやすいものです。

スケジュールのずれや心配ごとはためらわず、かかりつけ医に相談しましょう。

同時接種の考え方

同時接種とは、複数の種類のワクチンを同じ日に時間をあけず、別々の箇所に接種することです。

単独で接種する場合と比べて、有効性や副反応への影響はありません。

2011年4月28日「日本小児科学会の予防接種の同時接種に対する考え方」:(公社)日本小児科学会HP参照

 

同時接種のメリット

スケジュール管理がしやすい

通院の回数が減る

必要な免疫が早く得られる

溶接種率が上がる

小児の予防接種Q&A

小児の予防接種のよくある質問をまとめました。

ご不明な点がございましたら、お気軽に医師・スタッフへご質問ください。

Q:子どもの時に接種を完了したら一生その病気にかからないの?

A:「一生有効」ではありません。

ワクチンで得られた免疫力は徐々に低下します。ただし、生ワクチンは不活化ワクチンより免疫は長く続きます。

水ぼうそうワクチンは生ワクチンですが、1回の接種だけでは約2割が軽くかかってしまうため、2歳までに2回目の接種がすすめられます。MRワクチンも生ワクチンですが、1歳で1回目、小学校入学前1年間に2回目の接種が行われます。1回目の接種後免疫がつかない人がわずかにいることに加えて、接種後年数を経過すると免疫力が落ちる人がいるためです。

不活化ワクチンの場合は、数週間の間隔で2、3回(ワクチンによって異なります)接種し、その後6ヵ月以上あけて追加接種をします。その後5~10年毎に1回ずつ追加接種をしないと、免疫を長期間維持することが難しいと言われています。

 

Q:水ぼうそうやおたふくかぜはかかって免疫をつけたほうがいいと聞きました。

A:かかるほうがはるかにハイリスクです。

病気にかかることで免疫をつける方が、ワクチンで免疫をつけるよりもよいという考え方は絶対NGです!できればかからずに予防しましょう。

おたふくかぜは自然感染した場合、10~20人に1人の割合で無菌性髄膜炎を引き起こします。また、難聴や脳炎、膵炎、思春期以降では精巣炎や卵巣炎になることも。おたふくかぜワクチンの接種でも、副反応として無菌性髄膜炎を発症する場合があります。その頻度は千数百人に1人です。病気にかかることによるリスクのほうが、ワクチンの副反応のリスクよりずっと大きいことは明らかです。水ぼうそうも重症化すると後遺症をもたらす場合があります。死に至ることもあります。日本ではかつて年間約100万人がかかり、4,000人近くが入院するとされていました。平成16年以降、麻疹、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそうの中で死亡報告が最も多いのは、日本では水ぼうそうなのです

 

Q:接種するかどうかは「メリットとデメリットをよく考えて」と言われました。どう判断したらいいですか?

A:「副反応のリスク」だけでなく「かかったときのリスク」も考えましょう。

予防接種のメリットは、「死に至ったり、重症化したり、深刻な後遺症をもたらす病気から守ることと、自分がかからないことで、まわりにいる大切な人も一緒にその病気から守ること」です。

デメリットは、「ときに、体にとって不都合な症状が出てしまうこと」です。「副反応のリスク」だけを考えるのではなく、「その病気にかかってしまったときのリスク」も考えることが必要です。この点も含めて、かかりつけ医と相談しましょう。

 

Q:お医者さんや情報源によって、同時接種の考え方や接種の順番が異なります。どちらが正しいのでしょうか?

A:「選択肢」と考えましょう。

予防接種の最終的な目標は、「必要なワクチンを接種して病気を予防すること」です。それが可能ならば、いろいろな順番や考え方があっても「どれも正しい」のです。ですから他の子とは進み方が違っていても焦る必要はありません。また、新しいワクチンが接種できるようになったり、予防接種の制度が変わったりして、上の子とは事情が異なることもあるでしょう。「いろんな選択ができる」と考えてください。ただし、ワクチンは受けられる年齢になったら、先のばしにせず、早めに受けることが大切です。

 

Q:接種後はよくもんだほうがいい?

A:もむ必要はありません。

以前は接種したところをもむことが推奨されていましたが、現在では免疫のつき方に違いがないことがわかっています。接種後はもまずに軽く押さえる程度にしておきましょう。

Q:1回目の接種で副反応が出たら、2回目以降は接種できますか?また出やすいですか?

A:その都度、反応が違います。

副反応の程度によっては、2回目以降の接種は控えることもあります。気になる症状があった場合は、次回接種前に接種医の先生に必ず伝えましょう。副反応はその都度現れ方が違います。1回目の方が多い反応、2回目以降の方が多い反応、さまざまです。ただし、1回目の接種でアナフィラキシーという重症のアレルギー反応を起こした場合は、同じ成分を含むワクチンの接種は受けることができません。

Q:接種後に発熱しましたが、かぜかも・・・。受診したほうがいい?

A:つらそうなときは、すぐに受診しましょう。

ワクチン接種後の発熱はよく見られます。多くは心配ないですが、ぐったりしている、機嫌が悪く元気がないなど、つらそうなときはすぐに受診しましょう。発熱しても元気なときは自宅で様子を見てもいいでしょう。ただし、発熱の原因がワクチン接種なのか、他の病気なのかを見分けるのは難しいものです。自己判断はせず、気になるときは遠慮なくかかりつけ医を受診することが大切です。

 

Q:ママの免疫がおなかの赤ちゃんにも移行するって本当?

A:本当です。

赤ちゃんはおなかにいるとき、胎盤を通してママから「抗体」という免疫をもらいます。ただし、抗体が移行するのは、ママがすでに免疫を獲得している場合に限られます。ママが免疫を持っていなければ当然のことながら、赤ちゃんにも移行しません。また、早産で生まれた赤ちゃんの場合は、まだ抗体が十分に移行していない場合があります。ママから移行した抗体だけでは予防できない病気もあります。移行した抗体は、生後6ヵ月になる頃までには通常無くなっていきます。ママの免疫が少ない場合は、生後6ヵ月よりもっと早くに無くなってしまうことがあります。

 

Q:妊娠中です。上の子にMRワクチンを接種しても私にはうつりませんか?

A:大丈夫。むしろ早めに接種しましょう。

MRワクチンを接種した人から、まわりにワクチンウイルスが感染することはありませんので、心配いりません。むしろ、接種を受けていない子がその感染症にかかり、その子から妊婦が感染を受ける方がリスクは高いと考えられています。MRワクチンも風疹ワクチンも、妊婦は接種できませんので、まわりの家族が接種してかからないようにすることが大切です。

 

Q:一度病気にかかれば必ず免疫がつくから、ワクチンは必要ない?

A:かかっても免疫がつかないこともあります。

たとえ病気にかかっても、その病気に対する免疫がつかないことがあります。かかっても免疫がつかない病気の代表的なものが、四種混合(DPT-IPV)ワクチンで予防できる破傷風です。また、ヒブによる細菌性髄膜炎も、発症後に十分な免疫がつかないことがあるので、かかったとしてもワクチンを接種しておくことがすすめられています。

 

Q:インフルエンザワクチンは効かないって本当?

A:絶対かからないとはいえませんが、重症化を防ぐには有効です。

インフルエンザウイルスは、形や性質を変え毎年流行します。麻疹や風疹のワクチンと異なり、ワクチンを2回受けていればかからずに済むという効果まで求めることは難しいですが、重症化を防ぐことができます。乳幼児は1回の接種では効果が不十分で、1シーズンに2~4週間の間隔をあけて、2回の接種が必要です。なお、毎年ワクチンに含まれるウイルスが変更されること、ワクチンによる効果はおよそ5ヵ月程度と言われていることから、毎年の接種が必要です。

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